えーっと。。。

今回は、近頃流行りの「ご朱印」について語りたいと思います。

語りたいったって、たいしたハナシではありませんが、「ご朱印ガール」なんていう言葉があるくらいですので、ご興味のある方は多いのではと思いまして。。。

ぱんだは、「ガール」なんていう歳ではありませんが、自称「歴女」(歴史好きな女子)、自称「仏女」(仏像好きな女子)でありますので、神社仏閣への参拝回数は少なくありません。

といっても、その道の「マニア」さんたちには遠く及びませんが、ご朱印歴だけは長いので、そこそこの数は集まりました。

以前、TV番組で視たのは、四国のお遍路をしておられるある男性のご老人。 ご朱印帳を生涯で一冊しか持たず、その一冊に上から重ねて朱印をしていただいているとか。。。 見れば、真っ赤に染まったそのご朱印帳は、何が書いてあるのかもわからないくらいベタベタな状態でした。 でも、その方は愛おしそうに、大事な我が子のように、そのご朱印帳をリポーターに見せておられました。

本来のご朱印とは、そういうものではないかと、目から鱗がポロリと落ちたような気がしました。 「なんてバッチイ朱印帳なんだ」と思うのは簡単です。 でも、そうなるまでに至ったあのご老人の神仏への温かい愛情と揺るぎない信仰心に、「汚い」と言って目を背けることなどできるでしょうか。 ぱんだは、何故かしら涙が出てしまいました。 「素敵だな」と、思いました。

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上のお写真は、ほんの一部ですが、ぱんだの「時間と足」を駆使していただいたものです。

当初、「京都・奈良」「鎌倉」「東京」「その他」と、地域ごとにそれぞれのご朱印帳を使い分けていましたが、途中から「ああああ、朱印帳忘れたーっっっ!!!」という事態が多くなり、ひっちゃかめっちゃかになってしまい、今では虚しく「何でもアリ」という状態に。。。 神仏は、そんなことで怒ったりしませんよね。(汗) 四国のお遍路だけは、別にした方が良いのかもしれませんが、定かではありません。神社とお寺で分ける方もおられますが、たいていは、神社の隣にお寺があるので、常に2冊持ち歩かなければならないので、結局一緒にしてしまう方が続出とか。。。 それ、解るわーっっ。。。

「ご朱印帳」そのものを集めておられる方も多くいらっしゃいますが、ぱんだは収納場所がないのでそこまでは手が出ません。

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それでも、上のお写真の3冊だけはゲットしなくてはと思いまして。。

左から「熊野大社本宮」「高野山 金剛峰寺」「比叡山 延暦寺」のものです。

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これは、今現在使用しているご朱印帳です。 なので、紙が中に挟まっています。 墨と朱印で書くので、どうしても隣の白い紙に移りこまないように薄い紙(たいていは半紙)が必用になるのです。

このご朱印帳は、「出世の階段」でおなじみの東京は虎ノ門にある「愛宕神社」のもの。

不思議なことが起きました。

このお社には初めての参拝でしたが、ちょうどその時刻に、ダンナが会社内でランクがアップする辞令を受け取っていたのです。 こんなことってあるのですねーっっ。 もちろん、ダンナに御礼参りに行かせましたわーっっ。(当たり前ですよね)

不思議といえば、もうひとつ。

奈良の興福寺での出来事です。 さっきも書いたように、朱印をいただく際に、墨などが次の部分にくっつかないように紙を挟んでくれるのですが。。。 それが、ここでは奈良県の「電話帳」を細かく切ったものを挟んでくれました。

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なんと、「ふじしま」という部分が!!!!!!! ぱんだの名前は「藤島直子」といいますので、丁度その紙がたまたま、偶然、たまたま、偶然、たまたま、偶然にも!!!

もちろん、書いてくださる方に、名前を名乗ってもいませんし、朱印帳には名字ではなく「直子」と、下の名前しか記していませんでした。

これを、「ご縁」と言わずして、何と言うべきなのでしょうか。 「たまたま」でしょうか。

それとも、「偶然」でしょうか。。。。

 

こんな風に、ご朱印をいただいているといろいろなご縁をいただけます。

でも、バス・ツアーのように、時間で動いている旅行のお伴にはお勧めできません。 ご朱印で並んでいるうちに、あっという間に集合時間が来てしまい、同乗している皆さんやバスガイドさんたちにご迷惑がかかる場合があります。 もっとも、最近では「ご朱印ツアー」なるものも流行っているらしく、その場合はツアー参加者分の朱印帳をガイドさんが一人でごっそり持ってきて、参加者たちはちゃんと参拝する時間が得られるというものもあるようですね。

ご朱印収集は、参拝の証しです。 先ずは、ご本尊へのご挨拶を済ませてからが基本です。

「ご朱印希望の方、参拝している時間なんてありませんから、先に列に並んじゃって下さい」

なんていうガイドさんもおられますが、それはちょっと違うのではないでしょうかと言いたい気持ちを抑えて列に並んだこともあります。(小心者のぱんだ、とても言えず。。。)

とにもかくにも、趣味で始めた「ご朱印」人生、これからも楽しみたいと思います。

これから始めるという「ご朱印デビュー」の皆さま、ルールを守って素敵な「ご朱印ガール」を目指して下さいませね。 ぱんだも、頑張ります!(ガールは無理かっっ)