昨夜、九州の熊本県で、大きな地震がありましたね。

先ず、被害に遭われた方、被災された方々にお悔みとお見舞いを申し上げます。 昨晩は息も白くなるほどの寒い中、不安な夜を過ごされたという報道に、胸が痛みました。

「地震国・日本」に、私たちは生きています。 地震の多い国にたまたま生まれてしまったのだからしかたがない。 この状態で生きていくしかない。 多くの日本人が、そんな気持ちでいるのかもしれませんが、実際に被災したら考えが変わるのでしょうか。 別の国へ移住したりするのでしょうか。 私の知る限り、周囲にそのような人は見当たりませんし、私自身も、そのつもりはありません。

「阪神・淡路」、「東日本」と、どん底に叩き落されても、人々は故郷へ帰ろうとする。。。 これは、私たちが祖先から脈々と伝えられた「島国」という場所に生まれた者だけが持つ遺伝子なのでしょうか。

そんな日本人って、素敵じゃありませんか。

私は、「そんな日本人」である自分を誇りに思うことがあります。 被災された方々が、辛い気持を隠して、日々懸命に生きている場面をテレビなどで拝見するたびに、「明日は我が身」という引締めの気持ちと、「この人たちに学ぼう」という思いに駆られるのです。

九州の人々は、桜島(鹿児島)や阿蘇山(熊本)が噴火したという度に、自然の脅威を肌で感じ、壮絶な闘いを強いられてきました。 今回も、熊本県が大被害を被りました。。。 熊本県は、「火の国」というイメージがありますが、実は「水の都」。 阿蘇から流れてくる地下水の上に地盤が乗っている状態なのだそうですので、液状化も気になります。 100回以上続いているという余震も、人々の不安を煽ります。

いつも思うのですが、こんなときに自分に何ができるのか、どんな行動をすれば良いのか、にわかには答えられないのがもどかしいです。

同じ日本人として、何もしないではいられません。 でも、現実では何もできないのかもしれません。

それでも、せめて気持ちだけは、被災された方々に寄り添いたいと思います。