先週、我が家の愛猫のバロンが虹の橋を渡りました。
17歳と11か月でした。
大往生ですが、前日の夕方までは元気だったのに、突然夜にグッタリとし始めて、一晩中付き添いましたが、朝方、テレワークで家にいる旦那と二人に看取られて静かに逝きました。

ソマリという猫種は、アビシニアンという猫種の長毛種です。比較的、短毛種の方が長生きなのだそうです。なので、葬儀屋さんが驚いていました。

「ええええーーっっっ!!!!! 長毛種で、18歳ですかぁぁぁ???」

あまりの驚かれように、こちらがビックリし、泣いてる涙も引っ込みました。
バロンは、9年前に糖尿病に罹患し、そのときは飼い主として飽食させすぎたのではと、頭が真っ白になりました。 ですが、その後の長年にわたる治療でなんとか克服しました。(インシュリン注射を毎朝と晩に打ち続けました)
本来なら、もっとずーーーっと短命だったかもしれないのですが、ここまで頑張ってくれたので「おめでとう」とか、「ありがとう」と云うべきなのかもしれませんね。
18歳にあと一歩というところでしたが、18歳というと高校3年生です。 
高校を無事に卒業して、親元を離れて巣立っていったと思うことにしました。

いやー。。。しかし。。。
このコロナで、もし私と旦那の二人とも病院へ隔離されたら、年老いて介護が必要なこの子はどうなってしまうのだろうと思案していました。
このことは、ペットがいるご家庭では深刻かつ重要な大問題なのだそうです。
身内に預けるといっても、感染者宅にいたペットを快く引き取って親身に世話をしてくれるものだろうか?
我が身に振り返って想像すると、躊躇してしまうのは否めません。 ペットホテルや動物病院に預けるというのもアリでしょうが、はたして受入ていただけるのかどうか。。。
そう考えると、老猫のバロンはそれを察して、自ら己の始末をつけたのではないかと。。。 そんなこと、あるわけがないとは解っていますが、猫という動物は勘が鋭いですし。。。
などと、あれこれ考えて自分を責めてもしかたないのですが。

今は少しづつバロンが愛用していた食器などを片付けて、静かに思い出に浸っています。
毎晩、夢に出てきてくれているので、あの子はうちの子になって幸せだったんだなぁと思う日々です。
いつか、向こうの世界で再会し、思い切り抱きしめられたら良いなぁと思います。